元F1レーサーの佐藤琢磨(40)が、世界三大レースと言われるインディ500で優勝しましたね!
インディ500は非常に難しいレースと言われていて、モナコGP、ルマン24時間レースと並び、世界3大レースと言われる伝統ある最高峰のレースです。
今回のレースでも、F1の元年間チャンピオンのフェルナンド・アロンソが挑戦しましたがリタイアしていました。
他にも、元F1レーサーでは、ジャック・ヴィルヌーヴ、ジャン・アレジ、モントーヤ等も挑戦していましたが、ヴィルヌーヴとモントーヤはこのインディ500に優勝した経験があります。
やはりF1レーサーはレベルが高いと言えるのかもしれませんね。
そんなインディ500ですが、日本では、すでにモーターレースそのものが人気があまりなく、一番人気のあるF1ですら、すでに地上波では2011年を最後に放送されていません・・・。
その後、BSフジでの録画放送はされていましたが、それずら2016年からなくなり、今ではCS放送の有料チャンネルのみで見れるということです。そして、インディ500も、CSのGAORAのみでの放送ということです。
日本人初の歴史的な快挙ということなので、もっとマスメディアも大騒ぎしてほしいものですね。
F1レーサーというのは、子供たちや若い男性からすると憧れのスポーツだったのですが、すでに過去の話になっているのかもしれません。
そんな時代に、佐藤琢磨がインディ500で優勝というニュースを聞いて、とても驚いた人も多いと思います。
往年のファンにとってはとても嬉しいのではないでしょうか?
それでは、なぜ佐藤琢磨はいまだに人気があるのでしょうか?そして今後の佐藤琢磨はどうなっていくのでしょうか?
佐藤琢磨の日本のモータースポーツファンでの価値は?
それでは、なぜ佐藤琢磨はいまだに根強いファンがいて、愛されているのでしょうか?
「音速の貴公子」と呼ばれた伝説のレーサーであるアイルトン・セナが94年に事故死をする前までは、F1はスポーツの中でもトップに入るくらいの人気がありました。
その後、「皇帝」と呼ばれたミヒャエル・シューマッハがフェラーリで黄金時代を築き、その頃から、いつもシューマッハが勝つことに対して飽き飽きする人が増えて、徐々にF1離れが加速していったと言われています。
ただ、そういう中でも、人気が少し復活した時期がありました。それが、佐藤琢磨が活躍した時代です。
2000年代に入って、自転車競技からモータースポーツに異色の転身をした佐藤琢磨がF3チャンピオンとなり、話題性とともに経歴も申し分ない佐藤琢磨がF1にデビューして、非常に期待されていました。
そして、その期待にこたえて、弱小チームながらも素晴らしい走りを連発したことが大きいと言われています。
日本人史上2人目のF1表彰台(3位) は、当時のF1界では大ニュースで、日本中が感動しました。
そして、その走りの素晴らしさだけではなく、佐藤琢磨の丁寧にメディアに対応する優しい人間性と笑顔にファンは魅了されていました。
中島悟が日本モータースポーツ界の川上哲治だとしたら、佐藤琢磨は長嶋茂雄なのかもしれません。
その後、F1に挑戦した日本人は何人もいますが、いまだに佐藤琢磨ほどの人気を獲得している人はいません。
今後の佐藤琢磨はどうなる?
実は、佐藤琢磨はインディシリーズでは2013年に優勝したことがあります。
そういう意味では、今回のインディ500での優勝は、インディシリーズとして2回目の優勝ということになります。
そんな素晴らしい結果を残している佐藤琢磨ですが、もう40歳。
佐藤琢磨は、かねてから、『F1はとても素晴らしいが、F1に復帰することは考えていない』と言ってきましたが、さすがにこの実績を持ってしても、F1に戻るということはないと思います。
これからもインディシリーズへの参戦を続けて、年間チャンピオンを目指して戦い続けることになるのではないでしょうか?
今回、優勝したことで、佐藤琢磨が40歳という年齢でも衰えていないことは証明されました。
これからも、是非、頑張り続けて、日本モータースポーツ界の長嶋茂雄だけではなく、キングKAZUのような存在になって、50歳でもやり続けてほしいものですね!