世界陸上がついに昨日から始まりましたね。
すでに初日から、1万メートルでイギリスのファラーが3連覇を達成するなど、盛り上がっています。
そして、ついに今日は100メートルの準決勝と決勝です。
準決勝は深夜3時5分から、決勝は5時40分からなので、眠れない夜をすごす人も多いのではないでしょうか?
一番の注目は、やはり、日本人3選手が100メートル9秒台を出せるかどうか&ウサイン・ボルトが最後の最後に金メダルを取れるかどうかです。
はたして、日本人初の100メートル9秒台は、このロンドン世界陸上2017で出るのでしょうか?そして、ウサイン・ボルトは最後の最後に金メダルを取り、さらに伝説を作ることができるのでしょうか?
日本人初の9秒台はサニブラウン?
サニブラウン・アブデル・ハキームは、お父さんがガーナ人で、名前がまったく日本の名前がなく、顔も日本人には見えないので、親近感を持てず、人気もなかなか上がってきませんでした。
ただ、実際には、福岡で生まれ育ち、日本選手権で優勝してから、様々なテレビ番組でインタビューなどを受けることも増えて、にこやかで誠実そうな人柄を見て、だんだんとファンも増えているように感じられます。
そんな中で、今回の世界陸上を迎えましたが、絶好調です。
予選では日本人選手の中でもトップの10秒05と、自己ベストに並んでいますし、準決勝ではおそらくさらに記録を更新するのではないかと思うくらいにスムーズで余裕のある走りでした。
このまま行けば、サニブラウンが10秒台を更新する可能性はほぼ間違いないのではないでしょうか?
残念ながら、ケンブリッジ飛鳥、多田修平の2人は、予選で自己ベストを出せておらず、世界陸上という舞台での緊張が感じられますし、なかなか9秒台を期待するのは難しそうな状況です。
金メダル争いは、ボルト、コールマン、サニブラウンの3人?
世界中の多くの人が、ボルトの金メダルを願っていると思われます。
陸上の世界で、ここまで人気のあった選手はいませんし、今後、永久に破られることのないような記録を残せる人は出てこないと言われています。
まさに、ボルトが望んでいた『伝説』になろうとしています。
そんな『伝説』が、最後の最後に平凡な終わり方をするとなると、多くの人が、『ボルトも普通の人間だったんだな』と落胆してしまうのではないでしょうか?
是非、最後の最後も、誰にも勝てないような圧倒的な走りをしてしほしいですね。
ただ、ボルトの今季の記録は、自己ベストが9秒95となっていて、7位の記録です。
今季の1位はアメリカのコールマンで9秒82、2位はジャマイカのブレイクで9秒90、そして7位はアメリカのガトリンで9秒95ということで、なかなか結果が出せていません。
そして、今回の世界陸上でも、ロンドンのトラックのスタートブロックが自分には合わなかったと予選の時も不満を口にしており、それが1日たって修正できるとも思えず、スタートがうまく行かないと、かなり厳しい戦いになることは間違いありません。
そのような中で、スタートをとても得意としているアメリカのコールマンが、今季1位の実力を見せて優勝する可能性が高いのではないでしょうか?
サニブラウンも、今の調子のまま行けば、自己ベストを大きく更新して、日本人初の9秒台をクリアして、9秒85あたりまで伸ばしてきた場合、金メダルという可能性は十分にあるのではないでしょうか?
いずれにしても、ウサイン・ボルトのラストラン、世界中を感動させるようなレースが観たいものですね!
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